試験や成績評定について(必読)

このページにある説明は春学期のInternational Communication Studiesに関するものです。後日、秋学期の受講生のために更新する予定ですが、それまでは削除せずに、参考までに残すことにします。勉強してもらう動画をはじめとして、秋学期から変わる点もありますが、概ね似たよう方法で成績評定を行うことになります。

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この授業のシラバスでは、成績評定方法について次のように書いています。
ネットや教室内で確認する普段の学習状況は70%、期末試験30%の割合で成績評定を行う。期末試験はdictation問題 が中心となる。
ここでは7月25日に、授業内(通常の教室)で行う期末試験および「ネットや教室内で確認する普段の学習状況」について説明します。
  1. 期末試験
    1. 方法
      試験はMoodleというeラーニングプラットフォームで行います。試験より先にMoodleを使えるようになる必要があります。また、現在、この授業のMoodleのページ(「発展科目」内の「H29 International Communication Studies」)には試験の練習問題もあります。
    2. 内容
      シラバスにも書いたように、期末試験はdictation問題 が中心となります。つまり、パソコンの音声を聞いて、空欄の言葉を入力することになります。問題を「Learning Words in Sentences」から出題します。授業でも話しているように、「Learning Words in Sentences」の前半、中でも最初の数パラグラフから多くの問題を作る予定です。英語が苦手な方なら、20分ほどの全文をマスターすることは難しいかと思いますが、努力すれば最初の数段落を聞いて書きとめられる力は比較的に簡単にできるようになるはずです。「S」のように高成績を獲得するためには、より広範囲に渡って正解が出せる力を身につける必要になりますが、合格するためには少なくとも最初の数パラグラフだけでも勉強の成果が見られるように準備してください。
    3. 準備方法
      1. スマホでの練習
        Learning Words in Sentences」でダウンロードできる動画は語学に役立つように作ってあります。ネットで再生した場合と違って、「Playing my videos on your phones」で見せているように、動画をダウンロードして、私が推薦しているアプリで再生できるように準備をしてもらえれば、字幕を消したり表示させたりすることが簡単にできるようになります。携帯を横にして、字幕が見えないようにして一部分を聞いた後に、聞いたばかりの文を復唱できるか、あるいは書き留めることができるかと、自分の力を試してみてください。意味がわからないと、なかなかdictationができるようになりませんので、日本語字幕などを参考にして意味について考えながらこの練習を行うことをお勧めします。
      2. Moodleでの練習
        期末試験とほぼ同じ形式の問題をMoodleに入れています。ここで練習すれば、試験当日には慌てずに回答していくことができると思います。ただし、本試験では、dictationの空白の箇所は必ずしもMoodleと同じ場所にはなりません。したがって、Moodleの練習問題がうまくできても本試験であまり点数が取れないこともあり得ます。Moodleでも練習してほしいと思いますが、上の「スマホでの練習」で能動的に練習して、ムラなくdictationができるようになるよう準備してください。
      3. アプリの利用
        アプリで「Learning Words in Sentences」のキーワードの勉強ができるようになっています。新たに加えたvocabulary listの単語の中で自信がないものをアプリのスプレッドシートに入れて勉強することをお勧めましす。また、「アプリの最新バージョン」をダウンロードして使ってもらえれば、今までのアプリの機能に加えて、日本語訳と音声機能が追加されていますので、一層役に立つのではないかと思います。「アプリの最新バージョン」を使用する場合には、必ずその利用を確認できるように、そのデータが入っているスプレッドシートを私と共有してください。共有方法に関する説明は「私とのデータ共有方法」にあります。
    4. 評価方法
      Dictationは難しいので、単純に100満点を基準にして成績評定はできないと思います。100満点ではなく、上位点数獲得者数名のレベルを基準に「S」以下の成績を決めることになると思います。とにかく、正解できる問題が少なくとも、諦めずに、ベストを尽くしてほしいと思います。
  2. 普段の学習状況
    1. アプリ
      皆さんにアプリのデータを私と共有してもらいましたので、授業時間に関係なく、いつアプリを使ったのか、何をしたのかなどをだいたい把握できるようになっていますが、残念ながらマメに使っている学生はごく少数です。この授業のシラバスの中の「事前事後学修」では「授業時間外に動画やアプリで定期的に学習することが欠かせない 」と書いていますので、期末試験ある程度できても出席率がよくとも、アプリをあまり使っていない場合には問題になります。今まであまり使っていない場合には、最後の数週間で成績が「S」になるほど挽回することは困難だろうと思いますが、最後の追い上げはある程度評価できると思います。
    2. 課題
      下記の課題があります。できた場合には、確認のメールを送っているつもりです。やった記憶があるのに、確認のメールをもらっていない場合には問い合わせてください。まだやっていない場合には、今からでもやってください。
      1. EnglishCentral
      2. SNSによる情報発信経験に基づいた提言
      3. アプリに自分のデータを加える課題
    3. Moodleの利用状況
      試験の結果がよくない場合には、Moodleできちんと取り組んでいたことを確認できれば、その努力を考慮して成績評定したいと思います。逆に、Moodleで取り組んだ形跡があまりない場合には「できなくて当たり前」ということで評価が厳しくなります。なお、Learning Words in Sentencesの中の問題を繰り返して受けるように設定しています。間違ってもいいですので、どんどん問題に挑戦してください。正解がわからない場合には空白のままでいいですので、速やかにQuizを終了させて、正解を確認してください。確認してからすぐに受け直そうプロセスを繰り返しているうちに、だんだんとできるようになります。
    4. 個別面談
      個別面談は主に私とみなさんとの間のコミュニケーションの機会としてやっていますが、成績評定の段階で一応その記録も見ます。
    5. 出席率
      成績評定の段階で出席の記録は見ますが、「出席さえしていれば単位が出るだろう」と考えるのは大間違いです。体はどこにあったのかよりも、取り組みそのものが確認できるアプリなどの利用状況を重視します。