Tuesday, July 25, 2017

成績評定 / 今学期を振り替えて

25日の授業内試験で今学期の授業が終了します。授業が終わっても、5日間ほど、成績を提出するまでは未提出の課題などを受け付けます。

成績評定をする際に、アプリやMoodleの利用状況に見られる皆さんの努力、テストなどの出来、そして課題等を考慮します。その他、考慮してほしいことがあれば、このフォームに(ここをクリックして)そのことを書いてほしいと思います。例えば、先週、一人の学生は今学期、かなりEnglishCentralを使ってきたことを教えてくれました。私が作ったアプリとMoodleと違って、この授業ではEnglishCentralの利用状況を把握する体制は作っていませんが、時間をかけて使ってきたのであれば、そのことをフォームを通して説明してもらえれば、考慮したいと思います。その他、考慮してほしいことがあれば書き込んでください。

成績評定をする際には、この授業はまだ未完成であることも考慮したいと思います。アプリは利用価値があり、Learning Words in Sentencesの動画の形式も自律的学習を比較的容易にした「内容重視の外国語教育法」(英語ではcontent-based language instruction)という点で有用であると自負していますが、教材の量はまだまだ足りません。将来的には International Communication Studiesという授業名にふさわしい内容の動画をたくさん作って、英語の勉強をしながら、国際的な状況におけるコミュニケーションについて有益な内容を学ぶことができるような授業にしたいと考えています。今学期は「SNSによる情報発信経験に基づいた提言」だけが「International Communication Studies」という授業名にふさわしい内容だったと思います。そのようなコンテンツが決定的に少なかったことは、今回の授業の重要の問題点だったと思います。使ってもらったアプリや動画の使い方などについても、今後はもっと丁寧に説明する動画を作る予定ですが、そうしたコンテンツが揃っていない状態で授業を始めなければならなかったことが混乱を招いたと思います。

以上のような問題が今回の私の授業にあったので、そのことを勘案して、評価をやや甘くしたいと考えています。しかし、逆に言えば、来学期からは教材等を充実させるとともに、成績評定を多少厳しくすることになると思います。今学期、私にとって残念だったのは、授業時間外にアプリを利用する学生が少なかったことです。来学期は授業時間外のアプリ利用を明確に「課題」と位置づけて、授業時間外のアプリ利用がほとんどない場合には成績にかなり響くことを周知徹底させるつもりです。

受講生の事業時間外のアプリ利用状況が授業の一環とみなされることについて、賛否両論がありうると思います。教師は「語学というのは授業だけではダメで、予習が大事」と言うのはよくあることですが、アプリを通じてその予習の有無をチェックする今回のやり方は皆さんにとって初めての経験だっただろうと思います。いくつかの教育的メリットが考えられますが、受講生にとってそのアプリが監視の道具に感じられるなど、好ましくない副作用もありうるでしょう。このやり方のメリットとデメリットに関する皆さんの考えや気持ちを知りたいと思い、簡単なアンケートを作りました。匿名で書き込みが出来ますので、自由に忌憚のない意見や感想を書いてもらいたいと思います。アンケートへのリンクはここにあります。よろしくお願いします。